西太后さまと私

西太后さまとの介護生活を、女官の私がご紹介します。

ついに…。

もう日も改まったので、昨日の事になりますが、ついにウチの西太后さまが入院しました。

 

先週の木曜から元気が無くなって、週末はとうとう寝たきりでした。

つい一週間前までは、手を取ってあげれば、なんとか自力で立って、そろりそろりとは言え、歩いてトイレにも行けたし、座ってテレビも観ていたのですが…。

 

もうこの土日は全身の力が入らず、椅子に座らせてもダラ~となってズリ落ちてしまうので、こりゃイカンぞ、と月曜の朝からあちこちに相談して、結果、26日(火)に入院と言う運びとなりました。

家でも、もう「魂抜けてる」と言い合ってたくらいに、表情も無く、脱力していたので、到底私一人では運べず、助けを呼んだので一日余計にかかりましたが、準備も出来たし、連絡もうまく行ったので「入院する」ということでは、結果オーライでした。

 

さて、非常事態宣言下の昨今、入院手続きもこれまでと違う点が増えていました。

入口での消毒・検温は今やどこでも当たり前になっていますが、入院前にPCR検査もありました。もちろん、完全に「箱入り」のうちの西太后さまは陰性です。

 

何より、これまでの入院と違うと痛感したのは、「面会」が出来ないことでした。

 

一応、入院の手続きの関係で、今日は病棟には入れてもらえました。ナースと担当医からの説明を待つ間、病室にも入れたし。

ただ、次に西太后さまに会えるのは、退院日と言うことになっています。

まあ、どういう形での退院になるかは分かりませんが…。

 

事前に手配してもらっていましたが、一応、緊急入院と言うことになっているので、すぐにその場で検査もしてもらいましたが、結局「病名」とか、具体的な入院の原因とかはありません。

体が動かなくなって、食事もほとんどできなかったので、症状としては「脱水」による腎臓の機能低下と言うことになるらしいのですが、そうなると治療方法も、積極的なものはなく、今のところ点滴しかありません。

 

「例えは悪いですが、言うならば『干からびて』ます」

担当医からはそう言われました。

結局は老衰ということになるので、最悪の事態も念頭に置いて、治療のことも話してきました。

 

具体的な治療法が無い以上、本人次第で、点滴だけで回復するかもしれないし、ドクターやナースにどんなに頑張っていただいても、運命には逆らえないかもしれません。

 

以前の入院時は、職場にも近いこともあり、毎日顔を見に行って、一緒に食事をしたりもしました。

でも、今回は退院までは西太后さまの顔も見られません。

応援することも出来ず、本当に西太后さま本人次第となっています。自然に任せることにはしていますが、応援できないもどかしさは私の中にあります。

 

入院はまずは2週間が目標で、1カ月になるかもしれないと言われています。

実は、そんなに長く西太后さまの顔を見ずに過ごしたことが、私にはありません。

改めて気付いて自分でもビックリしているのですが(笑)

 

まあ、その間にのんびり就活しようとは思っていますが、当分は一人ぼっちです。

今のところ、まだ病院にはいてくれているので、困ったことや不安なこと、寂しいということはありませんが、ぼんやりといつもと違うな~とは感じています。

この先1カ月も1人で居ると、さすがに寂しくなるかと思いますが、コロナ禍のせいで友達に会いに行ったりとかも中々出来ず、どうしたものかと思います(笑)

 

西太后さまの経過や、私の近況などは、またここで報告しますので、応援していただけると嬉しいです♪

 

今日は入院騒ぎですっかり疲れて、夜の9時前には寝てしまったのですが、早く寝すぎたせいか、こんな深夜に起きてしまいました。

また明日も忙しいので、頑張って(?)もう寝ます。おやすみなさい♪