大事件!
日曜の朝、珍しくうちの西太后さまが先に起きて、ベッドの横(畳の上)で座ってました。
大体、こういう時ってロクなことが無い…。
案の定、右手首が痛いと言って立とうともしません。見ると、たしかに赤く腫れています。ベッドから下りる時に、捻挫でもしたかな、と思って湿布をして、良し良し♪とご機嫌を取ってあげました。
まあ、基本「安静」な生活なので、それ以降気にもしなかったのですが、夜になって、ビックリ!
朝のように手首だけじゃなくて、指先から肘の近くまでパンパンに腫れてるし!
内出血で、そりゃもう恐ろしい色になってるし!
ハロウィン終わってますけど~ってくらいにホラーな感じになっていました(泣)
とりあえず、一晩寝かせて、月曜の朝、近所の整形外科に行きました。
当然、捻挫どころか見事に骨折です!キャ~(号泣)
さすがに整形外科だけあって、ドクターも年寄りの扱いに慣れてて、「手術はオススメしないな~」とのことで、大げさにならなくてホッとしています。
ガチガチのギプスかな、と思ってましたが、なんとイマドキはギプスシーネという、見た目は柔らかい、滅菌ガーゼか吸水シートみたいな感じで、それを水に濡らして肘まで覆うと包帯でグルグル巻きにして、出来上がり!なんとあとは勝手に固まって行きました。
我が家では、骨折経験者が居なかったので、こんなん初めてみた~と、西太后さまともども不謹慎にもワクワクしてました(笑)
シーネが固まる前に、折れた骨をドクターが元の位置に戻して(これはさすがに、西太后さまも痛かったらしい)、最後にもう一度レントゲンを撮って、ちゃんと骨が元の位置に戻っているのを確認して終了!
とりあえず、一カ月は毎週病院通いで、特に何もしないとは言え、西太后さまも利き手の右手が使えないので、いつも以上に手が掛かります。お食事しかり、お手洗いしかり…。これまで、ちょっとお留守番してもらって、昼間お友達とお出掛け~も余裕で出来ましたが、当分は不便もあるし、ご機嫌も取らないといけないので、付きっ切りの生活になりそうです。
また就活出来ないし(泣)←する気無いやん、と突っ込まれっぱなしですけど…。
とにかく、何が原因か本人から聞けないので、予防も難しいのが高齢者の家庭内事故です。骨折のせいで、本人も自覚しないうちにストレスを感じるようです。若い人のように気晴らしの手段がいくつもあるわけでもなく、ギプスの下で異常が出ても(圧迫とか、床ずれとか)自分で訴えることもなかったり、と近くにいる人間に頼らざるを得ないわけですが、今回の西太后さまの場合、脚では無くて何よりでした。歩けなくなることの方が怖いので。
骨折事件は、西太后さまと女官にとっては思わぬ大事件ではありましたが、脚じゃなくてよかったね~と、いつも通りにポジティブに受け止めて、しっかり治していこうと思います。
ご高齢者の皆様、その介護者の皆様、くれぐれも骨折にはお気をつけて~♪