西太后さまと私

西太后さまとの介護生活を、女官の私がご紹介します。

西太后さまのGW

非常事態宣言の延長され、お出掛けが出来ないからと、ますます西太后さまを甘やかせていたツケが、とうとう回ってきました。

好きなだけ寝てなさい、好きなことだけしてなさい、みたいに、ある意味放置していたのですが…。気が付くと、完全に足が弱ってしまいました。

なんとか家の中なら、つたい歩きが出来ていたのに、立つのも歩くのも介助しなければなりません。う~ん、まずい。

しかも、基本的に「1人でやる」「自分で出来る」「触らないで」と、手出しを拒みます。3歳児か!(イヤイヤ期)

さいですか~と、気が済むまで放置しておくと、1時間でもそのまま座ってたりするので、見に行くと仕方なく手を出してきて助けを求めます。

やっと立って、支えながらトイレに行って、食卓に座らせて、食事を出します。(1日の運動の、コレで半分)

ここでも、つい最近までは、さっさと自分で箸を持って食べてましたが、もさ~とテレビを観ていることが多くなり、アカンな~と思いつつ女官がスプーンで口まで運ぶようになると、それに慣れてしまい、ますます1人では食べなくなりました…。ご機嫌を損ねると口を開かなくなるので、声掛けをしつつ盛り上げなければなりません。離乳食か!

…とにかく突っ込みどころ満載のGWとなってしまいました。連休が明けたら病院に連れて行かねばなりません。

これまで、そこそこの総合病院の内科に行っていました。が、今年度からその担当医が開業されたので、今度からそちらの個人病院に行きます。コロナの感染の心配を考えると、大きい病院の待合室で長く待たされるより、個人病院の方が安全なのかな、とちょっとだけ安心しております。

しかし、この先、西太后さまはどんどん弱っていかれることでしょう。それをどんな気持ちで見つめていけばいいのか、不安な気もしますが、ま、なんとかなるさ♪と、いつもの調子でやっていくしかないだろうな、と達観したGWでございます。