西太后さまと私

西太后さまとの介護生活を、女官の私がご紹介します。

元気ですっ!

西太后さま帰宅前日で更新がストップし、もはや西太后さまも儚くなってしまわれたのか…と、ご心配をおかけしましたが、実はめちゃくちゃ元気です。

更新が出来なかったのは、西太后さまが御帰還されるやいなや、私の愛用のデスクトップパソコンが壊れてしまったのです…。

周囲では「西太后さまのお世話の邪魔にならないよう、パソコンが遠慮して眠りについた」だの「西太后さまの身代りとなって旅立った」だの、妙な因縁話が飛び交いましたが、単にブログがその他の更新などなど全てが停滞してしまい、私が困っただけでした。

今は代わりに古いノートパソコンを引っ張り出してきて、意外に電源が入ったので、冷や冷やしながら使っています。

 

さて、西太后さまの其の後ですが。

とにかく「元気」です。

確か、退院直前のカンファレンスで、病院側から「①側臥位のみ(横向けに寝たまま動かない、起きられない)②意思疎通不可(目が合わない、反応しない、話せない)③経口摂取不可(中央動脈の点滴のみで栄養摂取するだけ)」という絶望的な話を聞かされていました。

このままでは病院で何も分からないまま終わってしまう、というのがあまりにも悲しかったので、ほんの数日だけでも、自宅で看取りたいと自宅介護を申し出ました。

病院のソーシャルワーカーさんも、「急ぎましょう」と言って下さり、急遽手配をしてもらいましたが…。

それがまさかの「ドリーム介護チーム集結」という結果になり、「最期まで明るく見送ろう!」というかなり前向きな介護生活が始まりました。

退院当日は、レンタルベッドの業者さんまで来て下さり、我が家も3歳児まで動員し(?)、介護チーム一丸となって西太后さまをお迎えしました。

もう、その日から西太后さまの快進撃(?)が始まります!

3歳児さんと微笑みあったり、どんぐり貰ったり(この後、どんぐりを西太后さまが口に入れて大騒ぎ!)…って、②の意思疎通が出来ないって何?

口からの食事も、栄養の摂取を目的とせず、「お楽しみ」程度とされ、ジュースなどの固形分が無いものをトロミ剤を加えてスプーンで一口ずつという状態で退院してきました。

それがまあ、今では一日三食きっちりと、加えて間食まで召し上がります。③の「お楽しみ」食どころか、「もう点滴いらんのでは?」と介護チームで何度も話題に上がるほどの食欲です。

往診の主治医も、私同様「聞いてないよ!」(と、ダチョウ倶楽部風)突っ込みまくりで、ケアマネさんや訪問看護師さんは「素晴らしい!」の連呼で、「病院の人たちにも現状を教えたい」と言って、病院に行ったついでに病棟にまで寄って報告してくださいました♪

きっと、こんなに元気になったと知れば、病院の看護チームの皆さんも喜んで下さるはず。それくらい、看護チームの皆さんも良くして下さったんです!

でも、やっぱりコロナ禍の中、家族の面会もままならず、看護チームも限界があって、自宅に帰ることで「正解」の患者さんは、自宅介護で結果が出る、ということだと思います。

まあ、正直、西太后さまを見送って、生活を立て直したら外に働きに出ようと思っていた私ですが、当分西太后さまの女官生活は続きそうです。

次回からは、女官の介護の毎日をお届けします。

介護中の方や、これから介護の予定のある方などに、ちょっとだけ参考になれば、と思います♪

 

とにかく、西太后さまも、女官も元気です!

(いや、女官はお疲れ気味で甘いものが食べたいけど、コロナ感染再拡大のせいで買い物もままならくて…)

これからも時々になるでしょうが、このブログを更新していきますので、よろしくお願いします♪